農業

公開日 2020年08月05日

1.さとうきび

さとうきび
 

令和1/2年期のさとうきび生産量は5,135t(対前年比111.2%)となっており、前期と比較し大幅な増産を図ることができました。単収におきましても7.1t/10aと前期を0.3t上回る実績となりました。また、甘蔗糖度についても15.0度と前期より1.3度上回り、平均買入れ原料代も22,954円/tと前期を1,354円上回る実績となりました。「特定地域経営支援対策事業」で整備しました精脱葉施設とハーベスターを活用し、機械化による収穫等を行うことで生産農家の負担軽減及び作業の効率化を図ることができ、さとうきび生産量を増産することができました。また、内閣府の事業を活用した、黒糖工場季節雇用者用の宿舎施設整備事業も順調に進捗しており、完成後は季節雇用者の人材確保体制が整備されます。今後もさとうきび生産組合及び関係機関と連携を図り、更なるさとうきび振興に努めてまいります。

2.葉たばこ

葉たばこ

令和2年産葉たばこは、台風等の気象災害はなかったもの春先の日照不足が危惧されましたが、生産量で約448トン(対前年比103.9%)、販売代金は910,786千円(対前年比100.2%)と増産、増収となりました。品質においても、組合員皆様の日々の肥培管理により、1㎏当たりの代金は2,030円と高水準を維持しています。これもひとえに、生産者皆様の生産技術の研鑽に努められた成果であり、心から感謝するものであります。今後も葉たばこ栽培の技術を継承しつつ、栽培技術の向上と所得安定を図り更なる経営発展に繋がりますよう、生産者がより一層団結し、活気ある産地作りに努めていただきたいと思います。

3.花卉

花卉

令和元年度の花き生産量は33,036千本(対前年比94.2%)、生産額で1,348,488千円(対前年比88.2%)と減産、減収となりました。昨季においては、気象災害や病害もほとんどなく、生産者皆様の徹底した品質管理のもとで生産、出荷は順調に推移するものだと思料しておりましたが、「新型コロナウイルス感染症」対策等による社会経済活動の停滞や外出自粛による影響が大きく、単価の下落や出荷制限による破棄など、多大な影響を受けました。本村は花卉、切葉ともに県内でも有数の産地であり、責任産地として今後も生産組合を中心に団結し病害虫予防、気象災害対策及び肥培管理の徹底を図り、秀品率の向上に努めていただきたいと思います。

4.野菜

(1)らっきょう

らっきょう

令和元年度の生産量は175,571kg(対前年比107.8%)、生産額は143,565千円(対前年比74.6%)となり、生産量では前年度を上回ったものの生産額では前年度を下回る結果となり、単価についても817円(対前年比69.2%)となりました。昨年度の単価高騰の影響や「新型コロナウイルス感染症」による需要の落ち込みもあり、出荷調整を行うなど生産者にとっては大変厳しい年となりました。島らっきょうには、県内外の注目度も高い野菜であり、今後もPR活動を継続し販売促進を図りながら、拠点産地として肥培管理徹底、出荷規格、選果選別の徹底による「伊江島ブランド」を確立し責任産地として安定的な生産と出荷を維持していただきたいと思います。

(2)とうがん

とうがん

令和元年度の生産量は102,840kg(対前年比87.4%)、生産額は15,974千円(対前年比78.0%)と減産、減収となりました。第1期作目は、生産者皆様の徹底した品質管理により、順調に生育し出荷を迎えることが出来ましたが、第2期作目において「新型コロナウイルス感染症」により消費が落ち込み出荷に大きく影響しました。今後も拠点産地として積極的に生産面積の拡大を実施し、早めの定植、風対策や土づくりをさらに強化しながら、県内外の市場へ質の高い生産物を提供できるよう取り組んでいただきたいと思います。

(3)その他

主な品目として、インゲンの生産量が9,448kg(対前年比68.5%)、金額は9,893千円(対前年比73.9%)と減産、減収となりました。ゴーヤの生産量は3,000kg(対前年比50.0%)、金額は1,028千円(対前年比50.2%)と減産、減収となりました。かぼちゃの生産量は29,700kg(対前年比135.0%)、金額は8,862千円(対前年比105.6%)と増額、増収となりました。また、にんにくの生産量は今回からの統計開始となりますが、生産量は4,300㎏、金額は3,368千円となっております。

お問い合わせ

農林水産課
住所:沖縄県国頭郡伊江村字東江前38番地
電話:0980-49-3161
ファクシミリ:0980-49-5601

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください。