勝連節(かつぃりんぶし)

公開日 2015年02月17日

勝 連 節 (本調子) 〈伝承地:西江上・西江前・川平・西崎〉

〔系統:会所踊い系<沖縄本島。 踊の構成等:2人。二才踊い衣装。小道具:無手で踊る〕

一 サーサー   勝連の島や

 ヒヤルガマタ 勝連の島や

 ヒヤヨ    通いぶしゃあすぃが ヨンナ

二 サーサー   和仁屋間門の潮や

 ヒヤルガマタ 和仁屋間門の潮や

 ヒヤヨ    蹴やい倦ぐでぃ ヨンナ

勝連節

大意

勝連の島の娘達のところに通いたいけれど、和仁屋間門の潮流が荒くて渡るのが大変だ。

語意

勝連の島=地名。 通いぶしゃあすぃが=通いたいけれど。 わにやまじょう(和仁屋間門)=地名。蹴やいあぐで=蹴りあぐむ。 あぐで=倦む。どうしてよいか困る。もてあます。あぐねる。

解説

北中城村の和仁屋と北隣渡口の東側、中城湾に面する一帯を和仁屋間門と称し、勝連方面への交通の難所とされていた。勝連の島の娘たちのところに通いたいけれど、和仁屋間門の潮流が荒くて、その潮の流れを蹴りあぐねて通うことになるので、行きたいと思っていても行けないのが残念である。

見直す

ヨンゾヨ → ヨンナ。西江前で歌われているヨンナに戻す。 琉球民謡ではヨンゾヨと歌われている。

類歌

  • 勝連の島や通ひぼしやあすが和仁屋間門の潮の蹴やりあぐで 〔大成1363・琉全850勝連節〕

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