真北(まちた) 西踊い

公開日 2015年02月18日

真 北 (三下調子) 〈伝承地:西江上・西江前・川平・西崎〉

〔系統:会所踊い系<沖縄本島。 踊の構成等:2人。二才踊い衣装。扇を持って踊る。出羽・入羽の踊りによく踊られる。〕

一 真北まちた吹く風のナースーリー

 真帆まふかけて吹けば

 シヤイトゥ ユシヤリバ ユシヤイナー

二 波も押しすいてナースーリー

 走はるが美ら美らさ

 シヤイトゥ ユシヤリバ ユシヤイナー

真北-西踊い

大意 語意 解説 類歌

真北 東踊い 

コラム

尚寧王が悲しい虜囚の旅から帰島されるのを、王妃阿応理屋按司加那志が待ち焦がれている憂愁の情を詠嘆した歌である。なお、次のような同巧の歌がおもろさうしの中にある。(一三の一四七)*

  一 まにしが まねまね、吹けば、

 あじおそい、てだの、

 おうねど、まちよる

 又 おゑちへが、おゑちへど、ふけば、

 註 a万葉語のまねく(しきりにの意)。b追手の風。

阿波根朝松著『集成 琉歌新釈』417頁

*『おもろさうし』(岩波文庫)では、第十三 番号892 となっている。

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