公開日 2024年04月01日
飼い主のいない猫について
伊江村では、放し飼いや無計画な繁殖による、野良ねこの増加で糞尿被害や人に対する咬傷・引搔き傷などで診療を受ける事例が発生しています。
さまざまな相談の中で、捕獲や処分をして欲しいとの相談もありますが、猫は法律で愛護動物と定められており、むやみに捕獲や処分を行うことはできません。
そのような現状の中、伊江村において令和元年度より「公益財団法人どうぶつ基金」さんの協力をいただき
飼い主のいない猫を対象に無料で不妊去勢手術が受けられるチケットを利用した「さくらねこ無料不妊手術事業」を活用し、
伊江村内のボランティアさんにご協力をいただきTNR事業を行っています。
「さくら猫サポーター」として、ご寄付でTNR事業を支援することもできます。
【さくらねこチケット:行政枠利用実績】
協力動物病院:TNRよみたん・名護動物病院医療センター・豊見城動物高度医療センター・onna動物診療所
協力団体:琉球わんにゃんゆいまーる・猫のおうちMIKE
令和元年度 5匹(※村単費で他に10匹) 合計: 15匹
令和2年度 129匹(+猫のおうちMIKE他40匹) 合計:169匹
令和3年度 140匹(行政枠実績) 合計:140匹
令和4年度 152匹(行政枠実績)+22匹 合計:174匹
計:426匹(行政枠実績) 合計:498匹(総合計)
令和5年度 協力動物病院:豊見城動物高度医療センター・名護動物医療センター・北谷動物医療センター
・WOLVES HANDグループ
10月(行政枠 5匹)+27匹 R5.10月・猫TNR10月
11月(行政枠18匹)+12匹 R5.11月・猫TNR11月
12月(行政枠20匹)+11匹 R5.12月・猫TNR12月
令和5年度合計 188匹(行政枠)+143匹=331匹
総 合 計 614匹(行政枠)+215匹=829匹 (令和6年3月末現在)
「さくらねこ無料不妊手術事業」とは
公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、
地域猫活動を行うボランティア団体等と連携してTNR事業を行います。「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない
猫に対し、「さくらねこTNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印として耳先を
さくらの花びらのようにⅤ字カットする)」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの
命を全うさせ、飼い主のいない猫にかかわる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。
「猫を飼っている方へ」
「猫の飼養及び保管に関する基準」(環境省)に飼い猫は室内飼養に努めることが明記されています。
屋外での放し飼い、置きエサは、ご近所トラブルや不幸な命を増やす原因になります!
室内飼養されている猫についても、万が一迷子になる可能性もあることから、首輪の装着をお願いします。
繁殖を望まない場合は必ず不妊手術を行いましょう。病気の予防や尿をかけるスプレー行為、繁殖期の
鳴き声を軽減できます。
公益財団法人どうぶつ基金 https:/www.doubutukikin.or.jp
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